まずは口腔内全体の検査、CT検査などを行います。
検査結果をもとに、長期的な視点からのオーダーメイドの治療計画と治療コンセプト、費用、想定できるリスクをしっかりと説明いたします。
じっくり考えていただきご理解ご納得していただいた上で、諸問題をクリアすれば外科手術となります。
術式には大きく2つに分けられ、1回法と2回法があります。
1回法と2回法をどう選ぶかは骨の状態により、骨の量と硬さに問題なければ1回法。
骨の量が少なく骨の再生療法をした場合や、硬さが足りない場合は2回法になります。
2回法はその名の通り2回手術する方法で、切開してインプラント体を埋め込んだ後、切開した粘膜を縫合し1回目の手術は終了です。 1回目と2回目の間はインプラント体と骨が結合する治癒期間で、上顎では6カ月前後、下顎では3カ月前後が目安となります。
2回目の手術は埋めたインプラントの上の粘膜を切開し、その後アバットメントと呼ばれる土台を連結します。粘膜の治癒期間は4週間程度が目安です。
1回法は1回で手術する方法で、インプラント体を埋めると同時にアバットメントも連結させます。
治療後は、定期的なメンテナンスや毎日のケアが不十分であると、インプラント周囲炎になる恐れがあります。
インプラント周囲炎は自然に治ることはないため、歯科医院で適切な処置が必要です。
炎症が進行している場合は、インプラントの摘出や、突然抜け落ちてしまうトラブルが考えられます。
インプラント治療によってこれらのような問題が起きないよう、正確な診断と定期的なメンテナンスが必要です。