歯を抜いてそのままにしておくと
- 2022年7月18日
- お口と歯の情報
こんにちは。江坂パークサイド歯科 の歯科医師・院長の木村圭 です。
「歯を抜いてそのままにしていませんか?」
「歯はたくさんあるので1本くらいなくなっても問題ないと思っていませんか?」
今回の記事では、「歯を抜いたまま放置しておくとどうなるか」ついて紹介しますね。
この記事は以下のような人におすすめです。
- 歯を抜いたままで放置している方
- 歯はたくさんあるので1本くらいなくてもいいと思っている方
- 歯を抜いた後、忙しくてそのまま放置している方
目次
- 歯を抜いたまま放置しておくとどうなるか
- 口の周りへの影響
- 見た目への影響
- 日常生活への影響
- まとめ
1.歯を抜いたまま放置しておくとどうなるか
歯を抜いて、特に生活に不自由していないしそのままにしておいても大丈夫と思っていませんか?
私たちヒトも動物の1種です。
動物だと、歯がなくなると栄養が取れなかったり、獲物を倒すことができないので死につながります。
歯がないということは、治さないといけない「歯の欠損」という病気なのです。
歯を抜いた後に、実感は感じにくいかもしれませんが、次のような影響があります。
口の周りへの影響
見た目への影響
日常生活への影響
2.口の周りへの影響
①対合歯の挺出
抜けた歯と咬みあっていた歯が抜けたスペースに伸びてきます。
②隣在歯の傾斜
抜けた歯の主に後ろ隣の歯がスペースに傾いてくる。
③噛み合わせがおかしくなる
①②の結果、咬み合わせがおかしくなってきたり、顎が歪んできたりします。
3.見た目への影響
歯がないままの状態を放置することで、見た目が悪くなったり、人に違和感を与えるので印象が変わったりします。
また、頬がこけて見えたりシワができたりして 実際の年齢よりも老けて見えることがあります。
4.日常生活への影響
歯は食べ物を細かく砕き、消化を助けるためにあります。
うまく咀嚼して 食べ物を細かくできないと、消化しにくい状態で胃腸に送られるので胃腸の負担が増えます。
また、咀嚼することで唾液の分泌が増えるので、咀嚼回数が減ると唾液の分泌が減ります。
唾液には口の中をきれいにする作用があるので、虫歯・歯周病・口臭の原因となります。
歯がない部分から息が漏れるので、うまく発音できなかったり、強く意識しないとうまく喋れないのでおしゃべりすることにストレスが生じます。
スポーツをするとき、集中する時にかみしめれないと高いパフォーマンスが発揮できなくなります。
咬むということは、脳への刺激に非常に良いと言われています。咬めないとストレスになったり、認知症になりやすいとも言われています。
5.まとめ
歯を抜かないことが最も大切ですが、もし抜かないといけない場合はその影響を最小限にするのが、今後いい生活をする上で大切です。
歯を抜いて時間が経っている方、歯医者さんで早めに相談することがおすすめです。
この記事では、歯を抜いたまま放置するとどうなるかを紹介しました。
少しでも、気になった方は歯医者さんで相談してみて下さい。
この記事を書いたのは
江坂パークサイド歯科 歯科衛生士Rです。
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