歯の一部が真っ白!!初期むし歯(CO)について
- 2022年8月5日
- お口と歯の情報
こんにちは。江坂パークサイド歯科 の歯科医師・院長の木村圭 です。
今日は初期むし歯(CO:シーオー)について紹介します。
この記事は以下のような人におすすめです。
- 歯の白斑が気になるかた!
- 歯医者さんや歯科検診でCOと言われたが、このままで大丈夫かなと思っている方!
目次
- 初期むし歯(CO:シーオー)とは
- 歯医者さんの考えるCOとの付き合い方
1.初期むし歯(CO:シーオー)とは
お口の中には、歯や歯ぐきや歯を支える骨があります。
むし歯は歯を溶かす病気なので、黒く穴があくことがあります。
しかし、むし歯は普段なかなか上手に磨くことが難しい歯と歯の間から進行することが多いので、この隣接する部分からはじまるむし歯を直接見たり触ったりすることは難しかったりします。
また、中には真っ白な見た目の虫歯があり、歯の表面はあまり穴があいていなくても歯の内部の象牙質の部分で大きく広がってくることもあります。
成人で歯を失う原因No1の歯周病は、歯を支える骨を溶かす病気です。
この骨の状況は外からは見ることができないのでレントゲンで確認することが必須となります。
むし歯・歯周病のみではなく、レントゲンでは非常に多くの情報が得られます。
一例では、顎の関節の状態、むし歯がないことの確認、歯の根の先に膿がたまっていること、歯石、永久歯の本数がきちんとそろっているか、人工の被せ物や詰め物がきちんと歯とフィットしているかなど様々なことがわかります。
2.レントゲンの必要性
外から見るだけでは、どうしても治療の情報が不足します。
例えば、明らかなむし歯はあるけど、ぎりぎり神経を残す努力をするべきか。
もしその歯の神経が腐っていて(失活)していて、歯の根の先に膿がたまっていたら神経の治療(感染根管治療)をしないと、歯を良い状態で保てません。
外から、見るだけの情報では確実な治療がほぼできないと言っても過言ではありません。
また、1本の歯を治療するだけでも、全体の状態が分からないと その歯にどういう役割を与えていつまで持たせるかが分からないので、先を見据えた治療ができません。
レントゲンなどの検査をせずに治療をすることは、地図を持たずに目的地も決めずに素敵なところに車を走らせるみたいなものです。
歯医者になって、友人などから歯の相談をされることがありますが、全体を見ていなかったり、レントゲンなどの検査ができていないとどうしても「〇や〇の可能性があって・・・」とネットの知恵袋程度の情報しか伝えられません。
そのために最初にしっかりと、レントゲンなどの検査をしてより確実な治療をするようにこころがけております。
この記事では、「レントゲン」について紹介しました。
この記事を書いたのは
江坂パークサイド歯科 歯科医師・院長の木村圭です。
江坂駅近く(徒歩2分)、江坂公園のとなり、大きな時計の看板が目印です。
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