「慢性歯周炎(まんせいししゅうえん)」について
こんにちは!江坂パークサイド歯科の院長の木村です。
今日は「慢性歯周炎(まんせいししゅうえん)」という病気についてお話しします。この病気は、一般的に35歳を超えた大人によく見られる歯や歯ぐきのトラブルです。
でも、ちょっとしたケアで防げるので、そのことも一緒に学んでいきましょう!
1. 慢性歯周炎って何?
慢性歯周炎とは、歯を支える歯ぐきやその下にある骨に炎症が起きる病気です。
みなさんは「プラーク」って聞いたことがありますか?プラークは、歯の表面につく白っぽいねばねばしたかたまりで、たくさんの細菌が住んでいます。
このプラークがたくさん溜まってしまうと、歯ぐきが腫れたり、赤くなったりします。さらに、放っておくと、歯を支える「骨」まで悪くなってしまうんです。
慢性歯周炎は、時間をかけて少しずつ進行する病気なので、最初は気づきにくいことが多いです。
でも、進行すると、歯がぐらぐらしたり、最悪の場合は抜けてしまうこともあります。
だからこそ、早めに気づいて治療することが大事なんです。
2. 慢性歯周炎の分類
慢性歯周炎には3つの段階があります。進行度に応じて、治療方法も変わるので、自分の状態をしっかり理解することが大切です。
① 軽度(けいど)
これは一番最初の段階です。歯ぐきが少し赤くなったり、腫れたりしますが、痛みはほとんどありません。歯ぐきをしっかりケアすれば、すぐに治ることが多いです。
② 中等度(ちゅうとうど)
中等度では、歯ぐきがもっと腫れて、歯ぐきが下がることもあります。歯ぐきの下にある骨も少しずつ溶け始め、歯がぐらつきやすくなるため、早めの治療が必要です。
③ 重度(じゅうど)
重度の慢性歯周炎では、歯ぐきの腫れがひどくなり、歯を支える骨がかなり溶けてしまいます。歯がぐらぐらして抜けそうになり、最悪の場合は抜歯しなければならないこともあります。
3. 治療方法
それぞれの段階に応じて治療方法が異なりますが、どの段階でも、きちんと治療すれば症状を改善できます。
① 軽度の場合
軽度の場合は、歯医者さんで歯石やプラークを取ってもらい、家でしっかり歯磨きを続ければOKです。
② 中等度の場合
中等度になると、歯ぐきの中に溜まった歯石を取るために、歯医者さんでの詳しい掃除が必要です。これにより、歯ぐきの炎症が改善されます。
③ 重度の場合
重度の歯周炎では、歯ぐきや骨を手術で治療することがあります。場合によっては、抜歯が必要になることもありますが、早めに対処することで歯を守ることができます。
4. 予防が大事!
慢性歯周炎を予防するためには、毎日の正しい歯磨きがとても大切です。さらに、定期的に歯医者さんに通い、歯石やプラークを取ってもらうことも忘れないようにしましょう!
まとめ
慢性歯周炎は、早めに気づいて治療すれば、簡単に治すことができます。歯ぐきが赤くなったり、腫れていると感じたら、すぐに歯医者さんに相談してくださいね!日々のケアと定期検診で、健康な歯と歯ぐきを守りましょう!
この記事を書いたのは
江坂パークサイド歯科 歯科医師・院長の木村 圭(きむら けい)です。
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