インプラント治療の失敗について|江坂パークサイド歯科|江坂駅の歯科・歯医者

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インプラント治療の失敗について|江坂パークサイド歯科|江坂駅の歯科・歯医者

インプラント治療の失敗について

こんにちは。江坂パークサイド歯科 の歯科医師・院長の木村圭 です。

 

歯を失った時に治す方法には、ブリッジ・部分入れ歯・インプラント治療などが挙げられます。

今日はインプラント治療を迷われている方から、よく寄せられる質問についてお話ししたいと思います。

 

目次

  1. インプラント治療とはどのような治療法か
  2. インプラント治療の失敗について

 

1.インプラント治療はどのような治療法か

インプラント治療にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

骨に くぎやビスなどをガガガーって打ち込む治療と思ってはいませんか?

 

確かに、インプラント治療では骨にドリルで穴を開けますが、緻密にちょっとずつ開けていきます。

十分に計画をして、計画どおりに5本くらいのドリルを使い分けながらじっくりと時間をかけて骨に穴を開けます。

その開ける大きさですが、直径4mm程度で長さが10mm程度です。

もし、定規と紙がある場合その大きさを実寸で紙に書いてみてください。

意外と小さいことがわかると思います。

 

インプラントの手術は、その大きさの穴を開けることに細心の注意を払って行います。

 

 

ドリルで骨に穴を開けた後は、純チタンでできたインプラント本体をそっと「骨の中に置いて」きます。

通常、人の体の中に異物が入ってきたら体の外に出そうとしますが、純チタンのインプラントは人の体が異物とはみなさないで取り込んでくれます。

骨と一体化したインプラントで食べ物が噛めるようになることを「期待」する治療がインプラント治療なのです。

 

繊細で非常に緻密な手術で安心・安全を心がけています。

CTを事前に撮影して3次元的に骨の厚さや、大切な血管・神経がどこに走行しているのかを確認します。

歯型を型取りして、模型の状態で噛み合わせなどを十分に診査します。

全身状態の把握も事前にしっかりとします。

2.インプラント治療の失敗について

インプラントの成功の基準として、1988年のトロント会議で発表された4つの成功基準があります。

 ①患者と歯科医師の両方が機能的・審美的に満足している。

 :インプラントはしっかりと食べ物を噛んだり、綺麗な見た目のためなど埋入する際に目的を持って治療をします。

  最初から入れる目的があり、その目的をしっかりと果たしていることが大切です。

 ②インプラントに痛み不快感、知覚の変化、感染の兆候がない。

 :患者さん自信にインプラントに不快症状がなく、かつ歯科医師からみて感染しそうな所見がないことです。

 ③臨床的に検査する時、個々の連結されていないインプラントに動揺がない。

 :インプラントは骨とくっつくこと(オッセオインテクレーション)を期待する治療です。

  一度骨とくっついた後に少しでも揺れが出てくると、失敗を意味します。

 ④機能して1年以降の経年的なインプラント周期の垂直的骨吸収は0.2mm以下である。

 :経年的にごくわずかずつは、インプラントを支える骨が減ってきますが、その量はごくわずかです。

 

この4つの基準を満たすものをインプラントの成功と定義しています。

 

成功ではないものが失敗となりますが、先ほども述べたように、純チタンでできたインプラント本体をそっと「骨の中に置いて」きます。

通常、人の体の中に異物が入ってきたら体の外に出そうとしますが、純チタンのインプラントは人の体が異物とはみなさないで時間の経過とともに取り込んでくれます。

骨と一体化したインプラントで食べ物が噛めるようになることを「期待」する治療がインプラント治療なのです。

 

上記の成功基準を満たして、使い始めてから10年機能する確率は、

 上顎にインプラントを入れた場合 約96%

 下顎にインプラントを入れた場合 約99%

と言われています。

 

99%と言っても100%ではないので、100本インプラントを入れた場合そのうち1本は10年持たないで脱落することになります。

この確率を低くするために様々な努力をしていますが、100%確実な治療でない以上 当院では10年機能しない可能性も最初にお話しするようにしております。

 


まとめ

今日は、インプラント治療をするにあたってよく患者さんから聞く 質問をご紹介しました。

インプラント治療は、人によっては非常に優れた治療法の1つです。

何となくのイメージだけで治療の選択肢から外す事はもったいないと思うことがあります。

しっかりとした知識をもとに、自分には何がオススメなのかを今 一度じっくり考えてみるのはいかがでしょうか?

 

 

この記事を書いたのは

江坂パークサイド歯科  歯科医師・院長の木村 圭(きむら けい)です。

江坂駅近く(徒歩2分)、江坂公園のとなり(江坂公園前)、大きな時計の看板が目印です。

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