歯が抜けたまま放置しておくと
- 2022年8月11日
- お口と歯の情報
こんにちは。江坂パークサイド歯科 の歯科医師・院長の木村圭 です。
歯はたくさんあるから、少しくらい抜けたまま放置しておいてもいいんではないか?
と思ったりしませんか。
今回の記事では、歯が抜けたまま放置しておくことの弊害について紹介します。
この記事は以下のような人におすすめです。
- 成人になって歯を失ってしまった方!
- 歯を失ったまま放置している方!
- 困っていないから治療途中で中断している方!
目次
- 永久歯とは
- 歯を抜けたまま放置しておくと
- 歯を失ったままにしておいた際の弊害
- まとめ
1.永久歯とは
多くの人が歯が抜けることを経験するのは、5歳〜7歳のころです。
乳歯が抜けて永久歯が生え始めます。
「健康で丈夫な歯がしっかりと生えてくるように」上の歯が抜けたら縁の下に、下の歯が抜けたら屋根の上に放り投げるということをしていた思い出がある方もいるのではないでしょうか?
しかし、残念ながら成人になってから歯が抜けるというのはいい思い出にはなりません。
むし歯や歯周病が原因で歯を失ったり、事故などで歯を失ったりします。
永久歯という名前の歯ですが、永久にあるわけではありません。
一度失ってしまったら、2度と変わりの歯が生えてこない非常に大切な歯と言えます。
2.歯を抜けたまま放置しておくと
一般的に 人間は上下合わせて28本から32本の永久歯が生えています。
何らかの原因で歯を失うと、最初は精神的にすごくショックを受けたり、食べる時に不自由を感じたり、見た目が気になったりして、頑張って次は失わないようにしようと決意すると思います。
しかし、少し時間が経つと歯がないことに慣れ始めて、「1本くらい歯がなくても大丈夫・・・」って思い始めませんか?
放っておいても、見た目には何も変わらないように感じてしまいますが、自分が気が付かないうちにお口の周りの状況はゆっくりと少しずつ変化していきます。
人間の身体全体から見ると、歯は小さなほんの一部でしかありません。
28本あるうちの1本となると、さらにごく一部のように感じます。
しかし、ヒトも動物の1種と考えて、一度失うと二度と歯が生えてこない生き物なら、歯を失うことは生命の危機にも直結するという重大な出来事でもあります。
3.歯を失ったままにしておいた際の弊害
歯を失ったままにしておくと、以下のような弊害があります。
- 食事がしにくい
- 好きなものが食べられない
- 食事する時に今まで考えなかった歯のことに気を使わないといけない
- 食べたいのに食べられないものが出てくる
- 会話がしにくい
- 見た目が気になる
- シワが増えて老けて見える
- 顔が歪んで見える
- 噛み締めることができないので、力を入れたり集中しにくくなる
- 口周りを気にして生活しないといけなくなる
- しっかり噛めないので胃腸に負担がかかる
4.まとめ
残念ながら永久歯を失ってしまったら再び生えてくることはありません。
歯を失わないようにすることは大切ですが、すでに失ってしまった方、失いそうな方、失ってしまったことを後悔しても歯は戻ってきません。
今日これから、少しでも今後失わないようにすることが一番大切になります。
そのための提案をするのが、歯医者の一番の仕事です。
勇気を出して、受診してみてください。
きっと力になってくれるはずです。
この記事では、「歯が抜けたまま放置していると」について紹介しました。
少しでも、気になった方は歯医者さんで相談してみて下さい。
この記事を書いたのは
江坂パークサイド歯科 歯科医師・院長の木村 圭(きむら けい)です。
江坂駅近く(徒歩2分)、江坂公園のとなり(江坂公園前)、大きな時計の看板が目印です。
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